単語しか言わなかった娘が、カード4枚で物語を作るまで|お金をかけない語彙力・表現力の育て方

知育

本はたくさん読んでいるのに、子どもの話がなかなか「文章」にならないぞ?
そう感じたことはありませんか?我が家の娘もそうでした。

そこで100均の単語カードで、寝る前に少しずつ「文章づくり」をして遊んでみたら、
単語ばかりだった娘が、カード4枚で物語を作れるようになりました。
今日はその記録を書いています。


本が好きでも、文章が作れるとは限らなかった

我が家は娘が0歳のころから、大量の本を読み聞かせしてきました。
それなのに、3歳くらいになっても、娘の話し方はこんな感じでした。

「ママ本〜!」
「ごはん食べる!」
つなぎの言葉がなかったり、文章の組み立てができていなかったり。そこが気になっていました。

本が好きなことと、文章を作るのが得意なことは違うんだな。そう思ったのが始まりです。


100均の単語カードで「文章づくりゲーム」を始めた

そこで、100均でもじカードを買ってきました。
「うさぎ」「ハサミ」など、名称のみのカードです。
ルールは簡単。私と娘で数枚カードを引いて、互いに文章を作って発表するゲームにしました。

まずはカード2枚から。最初の娘のレベルは、たとえば「うさぎ」と「ハサミ」なら、

「うさぎがハサミで切りました。」

このレベルです。
でも嫌にならないように、私は「いいねいいね〜!」と言いながら、
とにかく数をこなしていきました。

(実際にこんな感じです。)

親の番は「娘のレベル+α」

私の番のときは、自分にできる一番長い文を作るのではなく、娘のレベルに少しだけ足すようにしました。

娘が「うさぎがハサミで切りました。」なら、私は「うさぎがハサミで紙を切りました。」

こんなふうに、娘のペースに合わせて、一歩先を見せるイメージです。

毎日はできないので、隙間時間に!

もちろん、毎日はできません。
娘が寝る前にトイレに座っているタイミングやベッドに入る3分前など、隙間時間でやってきました。

娘の文を否定することはしなかったので、娘もこの遊びが好きなようでした。

「3枚もやる!」と娘から

2枚でしばらく続けていたら、娘の方から「3枚もやる!」と言い出しました。

3枚にしたばかりのころは、「アヒル」「もも」「バナナ」なら「アヒルは桃とバナナを食べました。」という感じです。

4枚に増やしたら、単語を並べるだけになった

調子に乗って、4枚に増やしてみました。

すると、「アヒル」「もも」「バナナ」「かめ」なら「アヒルとかめが桃とバナナを食べました。」
カードの単語を、ただ全部入れるだけの文になってしまいました。

私の目標は、たくさんの単語を使うことではありません。
語彙を増やすというより、想像力をふくらませて、自分の言葉で文章を作れるようになってほしかったんです。

枚数を減らして「好きな言葉を入れてもいいよ」

そこで、カードの枚数を減らして、こう伝えました。

「好きな言葉を入れてもいいよ。何をしているかも教えてくれると、ママはわかりやすいよ」

すると少しずつ、少ない枚数でも話をふくらませられるようになっていきました。

4歳ごろ、「キツネ」「ウシ」「ハサミ」の3枚で作った文は、

「キツネとウシがハサミで紙を切りました。」

カードにない「紙」を自分で足して、3つの単語を1つの場面にしていました。

なんでも増やせばいいってわけではないんだな、と思いました。

もちろん、たくさんの単語を入れて文をつなげる遊びも、文章を組み立てる力になると思います。
でも我が家では、枚数を減らして自由に話をふくらませる方法が、娘の文章の力を上げてくれた感じがします。

6歳、カード4枚で作った物語

そして6歳になった今、もう一度4枚のカードでやってみました。

カードは「カメ」「ヘビ」「るすばん」「まくら」。娘は1分ほど考えて、こんな物語を作りました。娘の言葉のまま載せます。

ヘビお母さんと亀ちゃんが一緒に住んでいました。ヘビお母さんが『今日はデパートに行ってくるからいい子に留守番をしてなさい』と言いました。亀ちゃんはヘビお母さんを見送ると、枕を使ってぐっすり眠りました。お母さんのベルが聞こえたので、亀ちゃんは急いでドアを開けて、お母さんを中にいれました。お母さんは『今日はにんじんスープだよ』と言いました。亀ちゃんは『やったー!大好きなにんじんスープだ!』と喜んで、ばんざーいと手を挙げながら走り回りました。

「一文」から「物語」へ。変わったところ

4歳ごろの「キツネとウシがハサミで紙を切りました。」と比べると、こんなところが変わっていました。

  • 登場人物に役割がある(ヘビお母さん、亀ちゃん)
  • 会話が入っている
  • 出かける → 寝る → 帰ってくる → 夕ご飯、と時間が流れている
  • カードにないもの(デパート、ベル、にんじんスープ)を自分で足している

文章の流れは、小学校受験の「お話の記憶」の問題の構成を参考にしている雰囲気もありました。
そこは、受験対策が実生活に結び付けられて良かったなと思いました。

我が家の遊び方まとめ

  • カード:100均の単語カード
  • タイミング:寝る前、トイレに行く前などの隙間時間。毎日でなくてOK
  • 回数:親子で交代しながら、3回ずつ
  • 枚数:2枚から始めて、子どもが「もっと」と言ったら増やす。
       単語を並べるだけになったら、枚数を減らしてみる
  • 声かけ:子どもの文は否定しない。最初はできなくて当たり前精神
  • 親の番:子どものレベルに+αだけ足して見せる
  • ルール:カードにない好きな言葉を入れてもOK。「何をしているか」も教えてもらう

おわりに

2枚で「うさぎがハサミで切りました。」だった娘が、4枚で物語を作れるようになりました。
毎日はできていませんし、気づけば何日も空いてしまうこともあります。

それでも、100均のカードと、寝る前の数分だけで続けてこられました。
我が家にとっては、本を読むことと同じくらい、「自分で文章を作る」時間が大事だったのだと思います。

皆さんのおうちでは、どんな言葉遊びをしていますか?

  • しりとりなど、いつもの遊びのちょっとしたアレンジ
  • 「本は好きだけど、話すのはまだ苦手かも」と感じたこと
  • 「うちはこんなカードや絵本を使っているよ」

どんな小さなことでも大歓迎です。よかったらコメント欄で教えてください。
いただいたコメントには、私もお返事しますね。

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