家でプリントをしていると、子どもが間違えるたびにイライラしてしまう。頭ではわかっているのに、つい口調がきつくなる。
そんな経験、ありませんか?
我が家もそうでした。年長の娘と小学校受験のプリントをしていたとき、娘に言われた一言でハッとしました。
この記事では、私が「間違いを責めない」と決めた理由と、今、家でしていることを書いています。
「プリントやる時だけママ怖い」
問題文を読み終えた瞬間、娘が言いました。
「わからない!」
小学校受験に向けて、家でプリントをしていたときのことです。私は余裕がなくて、つい言ってしまいました。
「すぐにあきらめないの!」と私は言いますが、
「解けないの!」と娘は返します。
なぜ解けないのか聞いてみると、娘はこう言いました。
「問題が何を言っているのかわからないから、何をすればいいのわからないの」
娘はあきらめていたのではなかったのです。
問題の意味がわからなかっただけでした。私は娘の状況も考えずに、解かせることばかり言っていたんです。
しばらくして、娘がぼそっと言いました。
「プリントやる時だけママ怖い」
やってしまった。私は娘に期待をかけてしまっていたんだな、と反省しました。
プリントは、娘の考える力がつけばと思って始めたものです。どれくらいで身につくかは娘のペースがあるのに、いつの間にか私が「このくらいできるはず」と決めていました。
娘のことをきちんと理解できていなかったと思います。
このことがきっかけで、「できなくても当たり前。できるまで付き合うよ」という気持ちでそばにいます。
私も子どものころ、同じ思いをした
間違えてやろうと思って問題を解く子はいません。頑張って真剣にやっていたのに、間違えてしまった。「私ってダメなのかな」と思っているところに、親から「なんでこんな問題もわからないの?」と追撃されたら、嫌になりますよね。
私は実際にそれで自信をなくしました。自信を取り戻すには、かなり長い時間がかかります。娘にはそうなってほしくない。
だから我が家では、間違えたことは絶対に責めないと決めています。
間違えた=能力がない、ではない
娘が間違えたときは、「今の娘の知識では、この問題は難しかった」と捉えるようにしています。
そう考えると、やるべきことは叱ることではなく、教え方を工夫すること。なぜ間違えたかを考える方が、ずっと合理的です。
もちろん、親だって真剣です。自分の時間を使って教えているのだから、わかってほしい。期待しているから、間違えると悔しい。その気持ちは痛いほどわかります。
でも、親の期待ほど子どもに重たくのしかかるものはないんですよね。問題を解いている横でじーっと見つめていたら、子どもは萎縮してしまいます。
楽しくやって、自信を持たせる。これが我が家のコツです。
つまずきは、原因ごとに対応を変える
「わからない」を分解してみてから、娘が間違えたときは原因を4つに分けて考えるようになりました。
| 原因 | 我が家でやっていること |
|---|---|
| 問題文が聞けていない (回答時に指定された印の間違いが多い) | ・指定された印をひざに指で書く ・問題を復唱し、解き方を言ってから解く |
| 解き方がわかっていない | ・簡単な問題に戻る。具体物で確かめる 常識問題は体験や本で調べられるようにする |
| 集中力が切れている(疲れている) | ・運動・工作・面接練習など、体や口を動かすことに切り替える。残りは翌日や週末に |
| 時間が足りない | ・くり返し解く。 ・数えるのが遅ければフラッシュカード、文字が浮かばなければ送迎中や寝る前にしりとり、空間が苦手なら積み木など具体物で確かめる。 ・解き方のテクニックを教える |
それでも、期待が膨らむ日はある
正直、今でも期待が膨らむと、できないところの粗探しをしてしまっている気がします。そんなときは、娘が苦手を克服できたところや、最近できるようになったことを思い出します。そして、こう言い聞かせています。
- できていたのにできなくなった → まだ定着していなかっただけ
- 苦手がなかなか克服できない → まだ理解が浅いだけ。難易度を下げよう
塾が終わったらまずは「お疲れ〜!」
プリントがどんなに間違えていても「お疲れ様〜!今日も頑張ったね〜!」と言うようにしています。
内心は(この問題、前やったのに?)と思うこともしばしば。完全に女優業です。
でも、1〜2年前にようやく文字や数を覚えた子が、いつもベッタリくっついていた子が、今は100分以上も机に向かって頑張っている。お迎えのときは、赤ちゃんだったころの娘を思い出すようにしています。
当の娘はというと、
「今日はいっぱい間違えたよ〜!まあ復習すればできるようになるよね!」
と楽観的です。
そうそう、この関係でいいと思っています。間違えたことを親子で共有できている。これがなかったら、子どもは苦しくなっちゃいますよね。
今の娘の「わからない」
最近の娘は、わからない問題が出てくると、こう言ってきます。
「問題がわからないから、どういうことか教えて」
「一緒に復習やろう」
以前は「わからない!」で止まっていた娘が、今は何がわからないのかを言葉にして、自分から「一緒に」と言えるようになりました。
あの日、私が「すぐにあきらめないの!」と言い続けていたら、この言葉は聞けなかったかもしれません。
おわりに
偉そうに書いてきましたが、私も今でも、プリントを前にイラッとする日があります。
そのたびに、娘の「ママ怖い」を思い出して、深呼吸しています。
家庭学習でイライラしてしまうのは、それだけ真剣に向き合っているからだと思います。
もし今、同じように悩んでいる方がいたら、「うちもそうだよ」と伝えたくて、この記事を書きました。
皆さんは、子どもが間違えたとき、どんなふうに声をかけていますか? よかったらコメントで教えてください。
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